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執筆者の写真Hiroko Fukaya

簡単!認知行動療法のすすめ


簡単!認知行動療法のすすめです。

認知行動療法とは、近年比較的短期間で

高い効果が見られると注目されている心理療法です。

元々は精神分析療法や行動療法と言ったものが源流になっていたのですが

それぞれの専門家たちが各療法に一部疑問を持った所から始まったものですが

現在ではそれぞれの良いところを生かして出来上がった

非常に現実的な心理療法であると思います。

やはり、「ハイブリッド」は強いな

と、思います。

元々、うつ病の治療の効果が高いとされ

現在では唯一医療機関で保険が効く心理療法ですが、

一般の方に対しても、自分の気持ちがはっきりせず

「モヤモヤ」している時や、

不安な時、イライラした時など

感情に巻き込まれそうになった時など、

とても有効であると思いますので、

簡単にご紹介したいと思います。

まず 紙とペンを用意します。

①そして、ストレスになった状況や場面を

出来るだけ具体的に書きます。

②その時の気持ちや感情を出てくる限り、言葉で書きます。

 そして、その感情の強さをそれぞれ、%で表記します。

そして、次がポイントなのですが、

③「自動思考」=①の際、頭に自動的に浮かんできたセリフやイメージなど、を全て書き出します。

④そして③それぞれの根拠(なぜそう浮かんだのか?)を書きます。

⑤さらに、④それぞれの反論(もしそれが本当でないとしたらその理由は何か?)を書きます。

⑥最後に、①~⑤まで終了してみて、②で出てきた感情、③で浮かんだ「自動思考」に

変化があったか(つまりどれくらい和らいだか)を%の変化で書きます。

いかがでしょうか。

ここでは「自動思考」と言って、勝手に頭に浮かんでくるイメージや言葉を分析することが

非常に大切です。

なぜなら、この「自動思考」は、人間が長年かけて経験を通して培ってきた癖が

非常に現れる部分だからです。

そして、それは「癖」に過ぎないことが多く、それが客観的に正当かと言えば

そうではないことが多く、

「歪んだ認知」という言い方をしますが、その人の思い込みであることもとても多いのです。

ただ、人間、それを自分で分析せず、

他人に「考えすぎだよー」「○○のようにしたら~?」と言われても

中々納得しないものです。

ですから、上記の①~⑥までの流れを

全て自分で思い出し、考え、

自分自身で答えを導き出してもらうのです。

一度では効果が得られないこともありますが、

幾度か行ったり、他の療法と組み合わせるなどしてやっていくうちに

その人の癖があるのだと気づいていくことができます。

人間、気づくということがとても大切で、

気づいた時点で、かなりの問題が解決に向かうものです。

また、その気づきを生かしてどう行動化していくかと言うことも

非常に重要なので、

それはまたの機会に書きたいと思います。

ただ、自分自身が悩んでいる時などはそれに向き合うのもつらい状況、

たいていは心理士に気持ちを受け止めてもらいながら、この作業を行いますので、

お手伝いが必要な場合は一緒に行っていきましょう。

では、また次回に。

失礼いたします。

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